高齢社会をよくする女性の会・大阪主催の集会にパネラーとして参加しました。当日は朝から雪が降り、大阪でも5センチ積もるほどでした。しかし会場は悪天候にもかかわらず、熱心な参加者で用意した資料が足りなくなるほどでした。
4月から始まる「後期高齢者医療制度」は06年の医療関連改革法により約8兆円を削減しようとする流れの中で創設されました。
今まで扶養家族として保険料を支払っていなかった人にも、75歳になれば収入に応じた保険料を支払うことや、年金からの天引きなど、制度変更を高齢者に十分納得していただくことが大切です。
集会でのパネラーは広瀬ひとみさん(大阪府後期高齢者医療広域連合議会議員 枚方市議会議員)。四津谷薫さん(兵庫県西宮市議会議員)。岩佐広子さん(奈良県橿原市議会議員)と小林の4人。コーディネーターは富田林市議会議員の吉年千寿子さんがされました。
各都道府県で広域連合の議員の選出方法が異なっていました。奈良県は立候補者があり、投票で議員を選出したそうです。大阪府でも市民派議員が呼びかけ人となり賛同者を集めましたが、必要な数に足りず断念した経過があります。
また広域連合の議員の数も奈良県は20名(141万人)、京都30名(264万人)、滋賀26名(139万人)、兵庫41名(559万人)大阪20名(882万人)と人口比では神奈川県と並んで全国最低クラスの少ない議員定数(44万人に一人)です。
保険料は神奈川県、東京都についで高く、また他の広域連合では最初から設置されていた運営協議会も請願があって設置されるなどまだまだ風通しはよくありません。
和泉市での事例報告では65歳以上74歳未満の方で、主に障がい者手帳を持っておられる方が後期高齢者医療制度に加入するか否かを判断する対応が丁寧に行われていることや、出前講座で地域に出かけ積極的に働きかけていることなどを報告しました。
又広域連合の発行するパンフレットでは、兵庫県のものが利用者の視点に立って作成されているなど参考になりました。