2005年7月に国土交通省近畿地方整備局は「淀川水系5ダムについての方針」を発表し、余野川ダム・大戸川ダムは当面事業実施せずとしました。しかしその後07年8月に出された「淀川水系河川整備計画原案」ではいったん凍結された大戸川ダムの事業継続が浮上しました。
その結果大戸川ダムについての大阪府の負担は当初180億円であったものが、230億円となり既に支払われた150億円に加えて、80億円の負担増が求められていますが、更に増す可能性があります。川上ダムは当初850億円でしたが1220億円に引き上げられています。(自治体の負担は未定)
しかし大阪府民の多くはこのことは知りません。圧倒的に情報が不足しています。そこで府民の会を立ち上げ、効果が小さくかつ環境に悪影響を与える巨大公共事業を見直していこうとの集会が開かれました。
ゲストに淀川水系流域委員会前委員長の今本博健さんと現委員長の宮本博司さんの両名をお迎えしたためか、マスコミ関係が4社取材にこられました。
集会では「整備計画原案」の計画を達成することが目的ではなく、住民の被害を少なくすることが目的なのに堤防強化がなおざりにされている現況や、ダム予定地の見学会をしたらどうか、要望書を提出するのはどうかなど意見が出されました。